IIS 設定のトラブルシューティング

WhatsUp Gold をインストールしようとして IIS 設定エラーが発生した場合に備え、いくつかのトラブルシューティング手順があります。多くの場合、この手順を実行することで、問題が解決されテクニカルサポートに問い合わせる必要がなくなります。

• まず、WhatsUp Gold を初めてインストールする場合や、バージョン 15.x 以前からアップグレードする場合は、コンピュータを再起動して、WhatsUp Gold インストールプログラムを再実行します。
• IIS 設定エラーが引き続き発生する場合は、すべてのブラウザのウィンドウインスタンスを閉じ、ブラウザキャッシュを消去して、新しいブラウザインスタンスを開き、WhatsUp Gold へのアクセスを試みます。
• これで問題が解決しない場合は、WhatsUp Gold サーバーでコマンドラインを開いて、コマンド iisreset を発行することにより、IIS をリセットします。

IIS 設定エラーが引き続き発生する場合は、以下の手順を実行して IIS のアカウント設定が正しいかどうかを確認し、次に最後の手段として必要に応じて IIS を修正します。

IIS 6 を使用して WhatsUp Gold アカウント設定が正しいかどうかを確認するには:

1. Windows コントロールパネルの [管理ツール] セクションからインターネットインフォメーションサービス (IIS) マネージャを起動します。必要に応じて、Windows の [スタート] メニューから inetmgr を検索して、アプリケーションを探します。
2. 左側にあるナビゲーションツリーから [アプリケーションプール] を選択して、NmConsole があり、実行されていることを確認します。
3. [NmConsole] を右クリックして、[プロパティ] を選択し、[NmConsole プロパティ] ダイアログを開きます。
4. [ID] タブを選択して、WhatsUpGold_User アカウントまたは WhatsUp Gold のインストール時に入力したアカウント名が使用中になっていることを確認します。
5. 該当する場合は、[適用] をクリックして、行った IIS の設定変更を適用し、[OK] をクリックしてダイアログを閉じます。
6. ナビゲーションツリーに戻り、Web サイトフォルダを展開します。
7. WhatsUp Gold 仮想ディレクトリを右クリックして、[プロパティ] を選択し、[WhatsUp Gold プロパティ] ダイアログを開きます。
8. [ディレクトリセキュリティ] タブをクリックします。
9. [編集] をクリックして、[認証方法] ダイアログを開きます。
10. WhatsUpGold_User アカウントが使用中であることを確認します。
11. [OK] をクリックして [認証方法] ダイアログを閉じます。
12. [NmConsole] を右クリックして、[プロパティ] をクリックし、[NmConsole プロパティ] ダイアログを開きます。
13. WhatsUpGold_User アカウントが使用中であることを確認します。

IIS 7/7.5 を使用して WhatsUp Gold アカウント設定が正しいかどうかを確認するには:

1. Windows コントロールパネルの [管理ツール] セクションからインターネットインフォメーションサービス (IIS) マネージャを起動します。必要に応じて、Windows の [スタート] メニューから inetmgr を検索して、アプリケーションを探します。
2. 左側にあるナビゲーションツリーから [アプリケーションプール] を選択して、NmConsole があり、実行されていることを確認します。
3. [NmConsole] を右クリックして、[プロパティ] を選択し、[NmConsole プロパティ] ダイアログを開きます。
4. [ID] タブを選択して、WhatsUpGold_User アカウントが使用中であることを確認します。
5. 該当する場合は、[適用] をクリックして、行った IIS の設定変更を適用し、[OK] をクリックしてダイアログを閉じます。
6. ナビゲーションツリーに戻り、サイトフォルダを展開します。
7. WhatsUp Gold 仮想ディレクトリを選択して、右側にある [基本設定] ハイパーリンクをクリックします。
8. [設定のテスト] をクリックします。結果に、[ユーザー名を指定して接続: 'WhatsUpGold_User'] と表示される必要があります。2 件の正常な結果を確認します。
9. [NmConsole] を選択して、右側にある [基本設定] ハイパーリンクをクリックします。
10. [設定のテスト] をクリックします。結果に、[ユーザー名を指定して接続: 'WhatsUpGold_User'] と表示される必要があります。2 件の正常な結果を確認します。

IIS を修正するには:

1. Windows コントロールパネルの [管理ツール] セクションからインターネットインフォメーションサービス (IIS) マネージャを起動します。必要に応じて、Windows の [スタート] メニューから inetmgr を検索して、アプリケーションを探します。
2. IIS 構成マネージャから WhatsUpGold Web サイトと NmConsole アプリケーションプールを削除します。
3. regedit.exe を使用してレジストリから以下のキーを削除します。
   • 64 ビットオペレーティングシステムの場合: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Ipswitch\Network Monitor\WhatsUp Gold\Setup\IIS
   • 32 ビットオペレーティングシステムの場合: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE \Ipswitch\Network Monitor\WhatsUp Gold\Setup\IIS
4. WhatsUp Gold インストーラを再起動して、確認メッセージが表示されたらすべての「修正」オプションを選択します。

参照 トラブルシューティングと保守 ネットワークのトラブルシューティング データベースの維持管理 グループポリシーオブジェクトの 503 サービス利用不可エラー 「バージョン不一致」エラーからの回復 タスクトレイアプリケーションが Windows Vista で失敗する 同じ場所に配置された SQL Server と WhatsUp Gold サーバーのクロックを同期化する必要性 リモートデスクトップへの接続 WhatsUp Gold エンジンメッセージ SNMP および WMI 接続のトラブルシューティング WMI モニタから返される偽陰性 Telnet プロトコルハンドラの再有効化 パッシブモニタのペイロード制限 SNMP トラップログのエントリの受信 推奨 SMS モデムとトラブルシューティングのヒント Ipswitch WhatsUp Gold のアンインストール WhatsUp 正常性しきい値のトラブルシューティング